たかがことば、されどことば

 こころがことばをつくる、ことばがこころをつくる。

 さて。そんな話題がありましたとさ。社会構成主義ですな。詳しく知らないけど。ナラティブとかなんとかかんとか。

 体育すわりでどうしても遊んじゃう子へ、先生が「悪い虫がそう(遊ばせ)させちゃうんだなぁ」なんて言って(その子はコクコクうなずいてる)、「よし、じゃあ、周りの子に手伝ってもらおう☆」。なんて指導をしてるのを見たことがある。

 いやぁ。いいなぁ。心理学的に説明するとラベリングだとか、外在化だとかいうんだろうけれど。

 はてさて。
 「たかがことば。されどことば」そんな話題があって(を話していて)ぼんやり後から考えたこと。

 人はいろんな「ことば」から支配されてる。他人からの評価とか。でも、そこからはなかなか抜けられない生き物で。なぜなら社会的な存在だからで。そして、人間だからこそことばを使うのだからで。

 ことばを使う。
 ことばを遣う。

 ことばをつかう。

 うぅん。臨床の妙だな、と。
 そんなことをぼんやり考えていました。

臨床とことば―心理学と哲学のあわいに探る臨床の知

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日常臨床語辞典

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